「おはようございまーす」
万事屋に入り、いつも通りに挨拶はするものの返事はない。ぐーたらな連中を起こすことが僕の日課となりつつある。
「あれ…そういえばさんは?」
万事屋で唯一まともな従業員であるさんは、いつもなら僕の挨拶に返事をしてくれるはずなのに…。あ、そういえば昨日は遅くまで仕事とか言ってたかもしれない。あれ?それは一昨日だっけ?まあたまにはさんだって寝坊することだってあるだろう。きっとバカたちのせいで疲れが溜まってるんだ。
「はいはい、神楽ちゃん起きてー」
彼らを起こすのはもはや流れ作業になってしまった。銀さんとさんの寝室の襖をそっと開ける。銀さんだけ起こそうと思って静かに開けた襖をまた静かに閉じた。
「何してるアルか新八?」
「…神楽ちゃん、僕まだ疲れてるみたいだ」
「どくアル!」
神楽ちゃんは僕を突き飛ばして部屋を覗いた。
「…新八…、私も疲れてるみたいネ」
一度襖を閉じ、背を向ける。
「「…って、んなわけあるかァァァァ!!」」
勢い良く開けた襖の音と僕らのツッコミで目を覚ましたのか、銀さんが動き出した。
「…んだよお前ら、もっと静かにできねーのか」
「ちょっ、銀さん、そんなことより!」
「どーしたアルかその子!隠し子アルか!」
「あー?そーいや、お前今日は小せーな」
「どこがアルか!」
「二日酔いもいーかげんにしてください!」
「二日酔いってのがわかってんなら静かにしろよ、頭に響くだろーが」
「はどこ行ったアルか?」
「ならここにいんだろーが、なァ、」
「ねー、銀ちゃん」
「「「………………」」」
「はァァァァァァ!!?」
「銀ちゃんうるさーい」
「おー、悪ィ…じゃねーよお前どうしたんだよ!なんでこんなにちっちゃくなってんのお前!!」
そう、僕たちが見たのは、銀さんと、その横に寝ていた、小さくなった(らしい)さんだった。
コナンにはまってしまって幼児化ネタにいたりました。
新しい部屋も開設しちゃいましたね、どうしよう←