「それで、朝起きてみたらが小さくなっちまってた…と」

「そういうわけだ。何かこういうことに覚えねーか、バーさん」

「さァねェ…、は何も覚えてないんだろ?」

「ああ」



























万事屋メンバーが集まっても文殊の知恵なんてものは出てくるわけがなくて、何も話が進まなくなってしまった。そんな時はいつも一階下のババア頼みだ。小さくなったを見たババアの第一声は「アンタのガキかィ?」だった。「違う」と否定すれば「そうだろう、そんな可愛い女の子がアンタから生まれるわけがない」だのと抜かしやがった。どいつもこいつも俺を何だと思ってんだコノヤロー





















「銀さん、やっぱりいろんなところ回ってみたほうがいいんじゃないですか?」

「…かもな」






















そんなことを話している傍らでは、神楽に抱かれながら、がキャサリンをじっと見つめていた。





















「何デスカコノ子供、私ニ見惚レテルノ?」

「このおばちゃん怖いー…!」






















見惚れるってことはありえねーだろ、とつっこもうとしたとき、それよりも早くが意図せぬ毒舌を吐いた。





















「ぷっ」

「笑ウナ小娘!大体私オバサンジャナイ!マダマダ若イピッチピチダヨガキ!」

「何言ってるアルか、嘘教えちゃだめネ!」

「何ヲヲヲ!!!」






















どうやらはキャサリンに猫耳があるのがどうしても受け入れきれず恐ろしかったらしい。顔が若干引きつっている。





















「良いこと言ったアル!もっと言うヨロシ!」

よろしくねーよお前何に教えてんだ






















油断も隙もありゃしねー。このはまだ純粋なんだよ。嫌がる神楽をから無理矢理剥がす。





















「、お菓子は好きかイ?」

「うん!お菓子大好きー!!」

「じゃあバーさんからあんたにあげるよ」

「ありがとう!」






















嬉しそうに笑うに、満更でもなさそうなババア。それは良いとして…、の様子を見てたら心配になったことが1つ。





















「、お前知らないやつからお菓子貰っちゃだめだからな」

「…えー…」

「このバーさんは別に構やしねェが、知らねーやつはダメだ。あと着いて行ってもダメだからな。分かるよな?」

「うん!」






















もらったお菓子を頬張りながら満面の笑みで返事をするは、可愛い。ものすごく可愛い。けどほんとにわかってんのかコイツ…。まあ可愛いからいいのか、と結局妥協してしまう俺はかなり重症らしい。


























小さくなった原因が

全く進展しない件について。

久しぶりに退化シリーズ更新


10.12.21